こんにちは!名護ショウルームの大城です。
喜神サービスのブログをご訪問いただき、ありがとうございます。
2023年は台風6号が迷走したため影響が長引き、被害も深刻化しました。
被害を受けられた方には、心よりお見舞い申し上げます。
みなさんはいかがでしたでしょうか?
台風などの自然現象に対して人は無力なものですが、できる事といえば、やはり備えをしておくこと。事前の対策を念入りに行うことにより、被害を少なくできます。
弊社では台風後の建物の修繕やリフォームの依頼が多く入りますが、安全安心を第一に考える傾向から、台風の来る前に対策をしたいというご相談も増えています。
「建物の被害を少なくするためにできることって何があるの?」
そのようなご質問もいただきますが、これにはいくつかの具体的な対処法があります。いつ台風が来ても安心して過ごせるよう、最後までお読みいただき今後の対策にお役に立てください。
何が建物に被害をもたらすの?
台風の豪雨や強風から身を守ってくれる建物は、シェルターとして機能することが大切です。
沖縄のほとんどの家は鉄筋コンクリートで建てられており、暴風雨に強く、平坦な陸屋根(屋上)で瓦が飛ぶ心配もありません。頑丈そうな見た目からも「鉄筋コンクリート造なら台風が来ても、しっかり守ってくれるから大丈夫」そんな印象もあります。
とはいえ、万全ということはありません。
時が経つにつれコンクリートは劣化しますし、そのコンクリートを補強する役目を持つ鉄筋も腐食します。つまり、何もしないままでいるとシェルターとして機能しなくなるおそれが出てくるのです。
どういうことかといいますと、コンクリートのひび割れや、わずかな隙間から雨が入り、その水分が壁の中を伝って鉄筋に届き腐食化させます。鉄筋の腐食が進むと錆びが出てきますが、鉄は錆びると膨張する性質のため、錆が進行すると今度は鉄がコンクリートのひび割れを大きくしてしまいます。
つまり、鉄筋が錆びてしまうと、その周囲のコンクリートも剥がれ落ちやすくなるので、結果的に建物自体の耐久性が低くなるのです。
台風は建物にどんな影響をもたらすの?
上からポツポツと降る雨と違い、台風は強い風による横なぐりの雨。通常よほどのことが無い限り雨が当たらない箇所も、横方向から叩きつける雨でびっしりと濡れます。そこにヒビや隙間があると、雨の水分が勢いよく入り込んできます。
「こんなところから?」と思うような箇所から雨漏りする原因は、この風に押された水分の侵入です。
天井や壁に水分の跡が残ってシミになっているものは、雨漏りの可能性があります。見つけたらすぐに対処するといいのですが、シミや跡が見えなくても雨漏りが起きている場合もあり、これは専門家でないと発見しづらいケースとなります。
雨漏りがあるかどうか診断を受けましょう
建物に雨の水分を入れないことが、建物を守ることになります。雨漏りは生活する上での不快さだけでなく、建物自体の大きなダメージに繋がるのです。まずは、雨漏りを未然に防ぐことが、台風対策の第一歩。
築年数の経っている建物では、鉄筋の腐食があるかどうか、外壁にひび割れがあるかどうかが鍵となります。たとえ築年数が浅くても、油断はできません。メンテナンスをして、鉄筋の錆びの進行とコンクリートの劣化を積極的に防いでいかなければならないからです。
大げさに思われるかもしれませんが、実際に被害例は多く見られます。被害を最小限にするために、まずは雨漏りがどうなっているかの確認をしましょう。
特に「外壁にヒビが入っている」「天井や壁にシミがある」 そのような場合は、できるだけ早めに建物の診断を行い、対処をすることをおすすめします。
見えるところはもちろんですが、見えない壁の中や屋根裏など、雨漏りを正しく見抜くことが重要です。そのためにはやはり「豊富な経験」を持つ業者に依頼すれば間違いないでしょう。コンクリートの打音検査や打診検査(打診棒を外壁表面で転がし、音の違いで内部の欠陥を判断する検査法)や、これまでの実例を照らし合わせ総合的に診断してくれる業者を選びましょう。
沖縄では防水・塩害対策のための外壁塗装を
鉄筋コンクリート住宅の雨漏りを防ぐためには、しっかりとした防水対策が必要となります。シェルターとして守ってくれる大切な役割を果たせるよう、外壁塗装や防水対策を施しましょう。
また、海に囲まれている沖縄では、沿岸部だけでなく、内陸部でも塩分による被害(塩害)の懸念があります。台風は海水を巻き込みながら移動するため、雨や風には塩分が含まれています。水分のみに比べても錆びの進行は一気に早まるため、こちらにも注意が必要です。塩害に強い塗料がありますので、地元の地理や気候に詳しい業者へ相談してみましょう。
最後に
㈱喜神サービスでは、お客さまのご要望に合わせた丁寧なヒアリングを行い、最適な提案をさせていただきます。また、建物の現場調査・診断・見積もり・プランの作成まで対応しております。まずは無料相談からご活用ください。
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